Primo

　昼間に仕事の空き時間を利用して、ヤマハ南堀江のピアノサロンで試弾してきました。
　ここはほとんどの機種がラインアップされていて、いつも私が行くときがたまたまなのか、他のお客さんの訪問に遭遇しないので、説明の店員さんが専属の秘書(失礼)のように付きっきりで説明してくれます。今日はさすがに何組か来られてましたが、すぐ帰られたので、お目当ての３機種を中心に１時間ほど弾かせて頂きました。
　調律日から間もないとのことで、今日のピアノはすべてそれぞれに良い音が出ていたように思いました。それだけに良し悪しが分かりやすかったですね。
　Ｃ５Ｘは弾いていると私の耳にはどういうわけか、いつも曇った感じの音に聞こえてきます。何故でしょうね？タッチもどこか手応えがなく鈍いです。いわゆるハズレの機体なんでしょうか。すぐに飽きてしまいました。
　Ｃ6Ｘはキラキラとした澄んだ音がしてコントラストも抜群です。ベストコンデションでタッチも軽快で指と耳とのキャッチボールがスムーズというか。さすがに本命ですね、ここまでは。
　Ｓ４Ｂはいつもながらの色彩豊かな音色です。文句なしの安定感があり、タッチもソフトで弾きやすいです。音がフワァっと広がっていくのが分かるというか、レンジが広いというか。弾くたびに感じ方が変わります。弾き手しだいですよ～とピアノに教えられている感じです。今日のＳ４はすごく主張していた感じでした。
　というわけで、ヤマハではＣ６vsＳ４になりそうですが、今回はストレートさとシャープさがお気に入りのＣ６の音がＳ４の前に途端に色褪せた音に聞こえてしまいました。前回はＣ６は決して負けてなかったのですが、今日はＳ４の勝ちでした。次回は果たしてどう感じるのか・・・また確かめるべく試弾に行きたいと思います。

ピアノスタジオ

試弾の感触